【イベント御礼】6/20ジュンク堂書店池袋本店での対談イベント『薬に頼らず対話によって病気を治す本』著者・笠木伸平×森川すいめい(精神科医・オープンダイアローグトレーナー)終了いたしました
- 6月23日
- 読了時間: 4分
更新日:6月26日

6月20日(土)にジュンク堂書店池袋本店にて開催されました
イベント、
いま改めて問う、対話で本当に病気は治るのか?――科学とスピリチュアルの間で――
『薬に頼らず対話によって病気を治す本』刊行2周年記念対談
笠木 伸平(著者、内科医、医学博士)
×
森川 すいめい (精神科医、オープンダイアローグトレーナー、鍼灸師、文藝家)
が無事終了いたしました。
ご登壇の笠木伸平さん、森川すいめいさんをはじめ、
雨のなか足をお運びいただきました皆さま、
イベントを開催してくださったジュンク堂書店池袋本店の皆さま、
そのほかご協力いただきました皆さまに心よりお礼申し上げます。
タイプがまったく異なる笠木さんと森川さん。
似すぎても差異がありすぎても難しいという今回のお話に照らせば、
お二人のあいだにはほどよい「差異」があったともいえます。
今回、当該書籍『薬に頼らず-』を読んでくださった方のためにも、
「本に書いてあることをそのままなぞるのはやめましょう」
と笠木さんにお願いしてありました。
イベントで話されたことと本の内容は補完関係にあります。
是非、書籍でご確認くださいませ。
終了後のサイン会では、
並ばれる参加者の皆さまの熱量に圧倒されました。
これまで見たサイン会とは違ってフレンドリーな雰囲気で
よい経験をさせていただきました。
東北や関西から新幹線でかけつけてくださった方々もいらっしゃり、
このイベントに対する期待が伝わってきました。
今後もまずはひとりひとりの著者としっかり向き合って手作りするように
丁寧な本作りを心がけ、AIでなく生の声を紡いでいきたいと思っております。
【編集後記】「スピリチュアル」について
イベント後のアンケートでは、「科学とスピリチュアルのあいだで」というサブタイトルに関心を持って参加された方から、「スピリチュアルについて聞きたかった」というご意見をいただきました。
そこで、「スピリチュアル」という言葉について、改めて補足したいと思います。
「スピリチュアル」という言葉は、一般に精神的・霊的・宗教的なものを指すものとして私たちのなかで馴染んでいます。しかし、その意味や範囲は幅広く、近年健康や医療の分野においてもさまざまな文脈で用いられているため、必ずしも解釈が定まっている言葉ではありません。共通しているのは、現在の科学だけでは十分に説明しきれない領域を指して用いられることが多い、という点でしょう。本書でも、科学的な検証や説明が可能な領域と、そうでない領域を区別して考えています。
たとえば第2章「ようこそDr.笠木の診察室へ」のなかの「医学的説明」は、できる限り科学的な知見にもとづいて記述しています。一方で、「心理的要因」の探求や、一部の「回復へのアドバイス」については、現時点では十分な科学的説明が難しい部分も含まれています。本書では、こうした領域について扱いながらも、誤解を招きやすい「スピリチュアル」という表現はあえて用いませんでした。しかし便宜上「スピリチュアルなアプローチ」として位置づけています。「スピリチュアルなアプローチ」は第1章「どうしていつまでも治らないの?」、第3章「答えは患者(あなた)のなかにある」、「おわりに――そして恒常性(ホメオスターシス)からの脱却へ――変わる勇気を持つということ」にも散りばめられています。
したがって、本書は対話そのものをスピリチュアルと考えるものではありません。
むしろ対話を重ねるなかで、その人の性格や思考の枠組み、本心、ヒストリー、生き方、価値観、信念といった、科学だけでは捉えきれない領域に触れることがあります。「スピリチュアル」とは、そのような領域を指しています。
本書と照らしながら、当日の対談の「あの部分がスピリチュアルだったのか」と思い出していただけましたら幸いです。
「科学とスピリチュアルのあいだで」というサブタイトルは、まさに本書の制作過程で著者とともに悩み、揺れ動いたテーマでもありました。当初は手探りの状態でしたが、執筆を進めるなかで、科学的に説明できる領域と、そうでない領域を意識的に区別しながら記述する方針が少しずつ形づくられていきました。
イベントには時間や進行上の制約もありましたが、この補足が、当日の対談や企画に込めた意図をより深くご理解いただく一助となりましたら幸いです。(A. Ito)



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